住宅ローンお役立ち情報ー借換えのビックチャンスー

住宅ローンの借換えとは、現在返済中の住宅ローンを別の金融機関で新たなローンを借換えることにより一括返済し、借換え後の金融機関にローンを返済することです。

 

「金利が低いので借換えたらメリットあるらしいけど、面倒くさくて・・・」という方が多いのが実情です。

 

 借換えのメリットは大きく以下の3つです。

  • 総返済額を減らす
  • 毎月の返済額を低くする
  • 金利上昇リスクを抑える

 

低金利の現在、総返済額の削減が数百万円になることもありますので、家計の改善にメリット大です。

 

 

借換えをおすすめする方

①1,000万円以上・10年以上・実質金利差0.3%以上の方

借換えの目安は、ローン残高1,000万円以上、ローン残期間10年以上、借換え前後の金利差1%以上といわれます。

 

実際は、現在の金利が低いので諸費用(保証料、事務手数料他)を含めた実質の金利差が0.3%以上あれば借換え効果がでる可能性があります。

 

現在の借入れの金利タイプが「変動金利型」や「短期固定金利型」の場合、一定の期間が過ぎるとその時点の金利が適用されますので、今後金利上昇が予想される中そのリスクを想定したシミュレーションが必要です。

 

②「変動金利型」や「短期(2・3・5年他)固定金利型」の方

平成24年12月住宅ローン(フラット35)の金利は過去最低を更新し、今年に入っても2%前後と低金利が続いています。 これはわが国の経済が約15年にもおよぶデフレのため、景気が停滞し株安・債券高なのが影響しています。

 

しかし、昨年末安倍政権が誕生しデフレ脱却のためインフレ目標2%を掲げており、今後金利の上昇が予想されます。

 

金利が上がる時期は誰にもわかりません。「金利が上がってから借換えれば・・・」では間に合いません。現在の借入れの金利タイプが「変動金利型」や「短期固定金利型」の方は、金利上昇すれば返済額がアップしますので注意が必要です。

 

 

③旧住宅金融公庫融資を借りている方

平成18年末で住宅金融公庫融資は新規募集が終了となりました。当時は金利も低くこの融資を利用するのが定番でしたが、「段階金利制度」が導入されていますので11年目以降の適用金利は、申込み時期によって3.5~4%に上がります。

 

 

借換え例

①旧住宅金融公庫から当初借入れ3,500万円、借換え時残高2,500万円、返済残り期間20年

【現在の借入れ】

  金利3.50%

 

 

  毎月返済額約14.5万円

  年間返済額約174万円              

  総支払額約3,581万円

  【借換え後】

 金利1.64%

 *平成25年3月実効金利

 

 毎月返済額約12.2万円 

 年間返済額約147万円  

 総支払額約3,103万円  

 

 

 

 

【借換えメリット】

 

 

 

毎月約2.3万円お得

年間約27万円お得

総額約478万円お得

 

 


*上記総支払額には諸費用(融資手数料・団信保険料・登記費用等)をすべて含みます