金融機関の住宅ローンの提案に?ほぼほぼ変動金利なワケ

当社にご相談の際多い質問は、「この金融機関の住宅ローンの提案はどうですか?」というものです。

 

マイホーム契約時、金融機関からでてくるのが住宅ローンの提案です。

その住宅ローンの金利タイプのほとんどが、「変動金利型」もしくは「短期固定型」です。


変動金利型のメリットは当面の金利が安いこと、ディメリットは市場金利が上がれば住宅ローンの金利も上がり、住宅ローンの返済額が増えることです。


住宅ローンの毎月の返済額は、「借入額」と「返済期間」と「金利」で決定しますので、当然「金利」が低ければ住宅ローンの返済額を抑えることができます。

 

変動金利型の金利は、0.5%を切るものもあり、マイホームを検討しているひとには追い風なわけです。

 

ただし、この安い金利はいつまでも続くのでしょうか?

 

わが国の景気はデフレといわれ、20年以上低金利が続いています。バブルをネタにしたのが平野ノラの芸風ですが(笑)、30代の方はバブルの経験はなく、「金利=低い」という認識だと思います。

しかし、バブル時、変動金利型の金利はなんと8.5%もあり、いままでの平均も約4%です。

 

金利変動の仕組みは複雑で、“何年何月の金利”を予測することは誰しも難しいでしょう。

住宅ローンの金利は史上最低水準が続いており、いろんな面で、上がる可能性があるといわれています。

 

約30年という長い期間、金利が上がらない保証はなく、上がれば負担が増えるのは住宅ローンを借りているひとです。一方、金利が上がっても負担が増えない、リスクを取らなくていいことが、金融機関が変動金利型を推す理由のひとつです。