今日、国内で生命保険を販売している会社は50社近くあり、その取り扱い商品も数千ともいわれています。この中からみなさん自身で商品を選ぶのは大変だと思います。
保険選びで大切なことは、保険の加入目的を明確にした上で、必要な保険を、必要な保険ごとに準備することです。ここでは加入目的別の主な保険種類を取り上げています。今日保険会社によって保険料に差があるのが実状ですので目的別に有利な保険会社を選んでいきましょう。
a,保障は一定期間まで
いわゆる掛捨ての保険で保険料が割安なので、子供が在学中等で大きな保障が必要なときに有効
子供の成長に伴い必要保障額は右肩下がりになるので逓減型が合理的
b,保障は一生涯
葬式代としての活用が一般的、予定利率が高いほど保険料が割安
払い込み満了まで解約金を抑えたタイプも人気
c,生存給付金・満期金を受け取りたい
低金利下、貯蓄性という点で魅力に欠ける
a,病気・ケガの備えに
健康保険制度でまかなえない分を補完するという考えで
基本は終身型で給付日額5千円~1万円程度
特約(疾病医療)は最長80歳までなので注意
b,ガンの備えに
日本人の最大の死因であるガンのリスクがますます高まる中用意しておきたい
ガン診断一時金(複数回払い)50万~100万円程度+入院日額5千円程度あれば
貯蓄性重視なので、返戻率(満期・返戻額÷総保険料)が良いかどうかがポイント
年金保険料控除の対象になる商品もある
老後保障同様、返戻率(満期・返戻額/総保険料)が良いかどうかがポイント
元本割れ(払った保険料より満期金が少ないこと)商品に注意